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エネルギー&サステナビリティ事業は、エネルギーの有効活用とサステナブル社会の実現に貢献し、地球環境を守る事業です。YOKOGAWAは、2050年に向けて目指す社会の姿をサステナビリティ目標「Three goals」として掲げています。本事業はThree goalsのうちNet-zero emissions(気候変動への対応)にフォーカスしています。

Energy & Sustainability

干ばつや洪水、暴風雨による被害の増加をはじめ、近年問題となっている多くの自然災害は、地球温暖化の影響であることがわかっています。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)も「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない」と断定しています*1。地球環境が深刻な事態に陥ることを回避するために、温室効果ガス(GHG)の排出を全体としてゼロにするNet-zero社会を目指す動きが加速してきました。脱炭素に向けた世界の潮流によって、YOKOGAWAのオイル&ガス分野のお客様は、再生可能エネルギーを含めた総合エネルギー企業への変革を進めています。アンモニア製造、既設アセットの最大活用や環境性能の向上、二酸化炭素回収・貯留技術(CCS)、分離・回収した二酸化炭素を有効利用または貯留する技術(CCUS)など、環境に配慮した廃棄・リサイクル技術などに対する投資を活発化しています。その一方で、人口増加や新興国の経済成長に伴い、世界のエネルギー需要は現状より大幅に増えることが見込まれています。Net-zero社会の実現に向けて再生可能エネルギーの比率はますます大きくなり、蓄電池や水素などのエネルギー貯蔵の活用も含めた複雑なエネルギーサプライチェーンにおいては、安定的かつ効率的にエネルギーを供給していくニーズが高まっています。

 

事業概要

エネルギー&サステナビリティ事業は、エネルギーの有効活用とサステナブルな社会の実現に貢献し、地球環境を守る事業です。2030年度に向けた本事業の目指す姿として、「私たちの技術が作り出すクリーンなエネルギーで世界中の人々の豊かなくらしを実現します」を掲げています。この目標のもとで、オイル&ガス、石油化学、再生可能エネルギー、電力、エネルギー・マネジメント・システム(EMS)およびエネルギー貯蔵などの分野において、現場の知見とお客様との信頼関係を生かし、多様化するエネルギーの生産・供給・利用・廃棄・リサイクルのバリューチェーン全体にわたって安全かつ最適な運用を支えます。

オイル&ガス分野、石油化学分野では、プラント向け監視・制御装置の豊富なインストールベースを持ち、長期にわたりお客様との信頼関係を構築しています。大型のプロジェクトで培った総合インテグレーション能力と操業改善のためのコンサルティング能力を発揮し、安全で最適なプラントの運転を実現するソリューションを提供しています。近年はデジタルトランスフォーメーション(DX)の動きが加速しており、YOKOGAWAもDXを活用したプロジェクトに取り組み、ノウハウを積み重ねてきました。その一つに中東の石油・天然ガス開発の上流工程のお客様の現場で、完全自動化無人運転を実現したプロジェクト「Single Pushbutton to Autopilot Entire Facility」があります。手動プロセスを自動化したことでヒューマンエラーを回避し、さらに安全なオペレーションが実現しました。

電力分野では、世界各地の発電所に数十年にわたり監視・制御システムを納入してきた豊富な納入実績があります。再生可能エネルギー分野では、2022年には、廃棄物・バイオマス発電の効率改善ソリューションを提供する デンマークのデュブリックス・テクノロジー社(Dublix Technology ApS 以下、Dublix)の全株式を取得しました。YOKOGAWAの監視・制御および設備保全システムに、Dublixの燃焼効率改善技術およびボイラー健全化のための製品が加わることで、廃棄物・バイオマス発電所の効率改善に貢献できます。また、太陽光・風力発電のように出力が変動する再生可能エネルギーでは、電力量の変動を精密に予測・管理し、コントロールする必要があります。さらに、電力の需要と供給のバランスをコントロールすることも重要です。そのため、発電設備とともに、エネルギー・マネジメント・システム(EMS)や蓄電池などに向けても製品やソリューションを提供し、安定した電力供給に貢献していきます。

エネルギープラント

 

課題解決型ソリューション

分散する地熱発電所の発電効率の最大化

YOKOGAWAは、課題の可視化や最適化を実現することで、お客様がスピードと柔軟性を持った経営を実現できるよう支援し、お客様の価値創出に貢献していきます。

エネルギー&サステナビリティ事業のソリューション例の一つに、ケニア電力会社(Kenya Electricity Generating Company PLC)のオルカリア地熱発電所があります。分散する4つの発電所の発電出力・効率などの性能を、IoTを使って遠隔統合管理するソリューションです。点在する発電所の運転は個別に管理されており、全体を俯瞰した効果的な運転管理に課題がありました。この課題に対し、分散した発電所にある発電装置の発電効率データを、IoTを使って収集。そのデータを活用して発電効率が低下した際の要因解析を自動で行うシステムを構築し、納入しました。お客様は、性能低下の要因と、システムが収集した関連機器のメンテナンス情報から、迅速で適切な保守を行うことが可能になりました。こうして発電効率の最大化と安定的な電力の供給ができ、現地の暮らしに貢献しています。

オルカリア地熱発電所Ⅱ
オルカリア地熱発電所Ⅱ

 

エネルギー転換に向けた取り組み

脱炭素で注目される水素の製造・輸送を含む水素サプライチェーン全体において、YOKOGAWAの提供価値を定めるために、業種全体を俯瞰したプロジェクトチームを発足、活動しています。また、再生可能エネルギーの普及にともない、これからは、各事業所や家庭などにも発電設備、蓄電システムが設置されていくと予想されています。従来は発電所の大規模な集中型電源から送配電網に繋がる片方向であったものが、双方向で電力のやりとりを行う複数対複数の関係に転換されます。そうすると、より広域かつ大量に分散配置される設備や複雑に広がる電力系統の管理・コントロールが必要になります。YOKOGAWAは、2021年12月に、マイクログリッドコントロール(MGC)および分散型エネルギー資源管理システム(DERMS)をグローバル市場に向けて展開するため、この分野の技術をもつ米国のパイス・エナジー・ソリューションズ(PXiSE Energy Solutions, LLC)に100%出資しました。YOKOGAWAは、発電設備の監視・制御における強みを生かしながら、ますます多様化するエネルギー供給網の効果的なつながりを支援し、再生可能エネルギー設備を最大限に活用したカーボンニュートラルの達成を目指します。

エネルギー転換に向けた取り組み

 

Net-zero社会実現に向けて

YOKOGAWAは、2050年に向けて目指す社会の姿をサステナビリティ目標「Three goals」として掲げています。エネルギー&サステナビリティ事業は、Three goalsのうちNet-zero emissions(気候変動への対応)にフォーカスした事業であり、エネルギーの有効活用と持続可能な社会の実現に貢献していきます。YOKOGAWAは、Net-zero社会実現を目指し、人々の幸せなくらし、社会、地球の未来に責任を果たしていきます。

 

参考文献
*1: IPCC Working Group 1. “Climate Change 2021: The Physical Science Basis.” Ipcc, 2021.

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関連情報

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